本作でトム・ハンクスは、第92回アカデミー賞(2020年)助演男優賞、第77回ゴールデングローブ賞(2020年)最優秀助演男優賞にノミネート。
トムが演じるフレッド・ロジャース(Fred Rogers,1928~2003)はテレビ番組の司会者。1968年から2001年にかけて放送された子ども向け番組「Mister Rogers' Neighborhood」で知られ、同番組は生きる上で必要な道徳を伝える内容に加えて、フレッド自身のソフトな口調や優しい人柄もあって国民的番組として人気を博しました。
映画の原作となったのは、雑誌『エスクァイア』に掲載された記事「Can You Say...Hero?」。記事を寄稿した雑誌記者・ロイド・ヴォーゲルを、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)でトム・ハンクスと共演を果たしているマシュー・リスが演じ、大物司会者と雑誌記者の間で育まれた“数奇な友情”を紡ぎます。