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4K ULTRA HDブルーレイ(以下UHDブルーレイ)は、4K解像度の映像を収録した新時代の映像メディア。
ブルーレイに収録されたハイビジョン映像と比較して、4倍の解像度の映像が楽しめます。
また、映像のメリハリや色の鮮やかさでも
ブルーレイから大きくステップアップ。
迫真の超高画質を実現した新世代の映像メディアです。
UHDブルーレイの特徴はなんといっても、4Kの解像度で映像を収録できることです。
ブルーレイに収録されているハイビジョン映像と比較して、縦横2倍ずつ映像が細かくなり、
画面全体での情報量はなんと4倍。圧倒的な滑らかさで作品を表現できます。
※4Kの「K」とは1000の意味、つまり4K=4000を示しています。なお、ハイビジョン映像は2Kとも呼ばれます
映像のもっとも暗い部分ともっとも明るい部分の
幅/範囲を「ダイナミックレンジ」と呼びます。
UHDブルーレイでは、
その表現範囲が圧倒的に広い
HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)を採用、
従来では実現できなかったメリハリの効いた
ナチュラルな映像を実現しました。
※HDR再生にはHDR対応テレビ/プロジェクターが必要です。なお、UHDブルーレイは、HDR非対応テレビ使用時でも、再生機器側に備える自動変換機能により、SDR(標準ダイナミックレンジ)画質で再生できます。
UHDブルーレイは、映像の色再現範囲が
大幅に広がったBT.2020という色域を採用し、
ブルーレイやテレビ放送では表現できなかった
鮮やかな色を余裕を持って再現できます。
世の中にある色のほとんどを記録できるポテンシャルを
UHDブルーレイは持っているのです。
※従来の色域規格(BT.709)では、世の中にある物体色の約74%しか表現できませんが、UHDブルーレイで使われる広色域規格(BT.2020)では、なんと99.9%をカバーしています。UHDブルーレイでは、この大きな器を使って、デジタルシネマ用の広色域規格(DCI-P3)を収録しています。
同じ4K映像を扱う4K放送とUHDブルーレイの違いはどこにあるのでしょうか?
答えは、データ転送レート。4K放送は、最大で毎秒20Mビット程度、UHDブルーレイは平均で毎秒50Mビット、最高ではなんと毎秒100Mビットにも達します。細かい絵柄が多くなる4K映像では、データ量の違いは非常に大きく、同じ4K映像でも、情報量や画面のクリアーさで大きな差が表れます。
なお、UHDブルーレイと4K放送は、ともにHEVC(H.265)という最先端の映像圧縮技術が使われています。
UHDブルーレイの音声規格は、ブルーレイと基本的に違いはありません。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのような高音質なサラウンド音声が収録できます。
ソニー・ピクチャーズのUHDブルーレイは、ドルビーが提案している三次元立体サラウンド規格、ドルビーアトモス音声(※)を収録しています(2016年7月現在)。
圧倒的な三次元立体音響を味わうのなら、UHDブルーレイでキマリです。
※ドルビーアトモスに対応していないシステムでは、ドルビーTrueHD音声として出力されますので互換性の点でも問題ありません。
文章・図版協力:月刊HiVi
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