ほのぼの制作日記

2016年2月26日

外国作品の吹替は私の「ホーム」

坂本 真綾

こんにちは!TJです。
今回は、『ダイバージェントNEO』や「ロスト・ガール」の吹替版に出演していただいている坂本真綾さんにインタビューしました。歌手としても活躍されている大変多忙な坂本さんの貴重なインタビューを、どうぞお楽しみください!

坂本真綾

坂本 真綾(さかもと まあや)
声優、歌手、ミュージカル女優、ナレーター、エッセイスト。8歳の時から子役として活躍。瑞々しい声で国内外に多くのファンを持つ。
坂本真綾さんの出演作はこちら

TJ

声優になられたきっかけは何ですか?

坂本真綾

8歳の時に入った児童劇団で、外国作品の吹替の仕事をする機会をいただいたのがきっかけです。
舞台の俳優に憧れていて、声優というお仕事があることも知らなかったんです。
当時、テレビで放映される映画の吹替版は普通に目にしていましたが、それを日本の俳優さんが録音している姿というのはイメージしたことがなかったので、「こうやって吹替版が作られているんだ」と知ってびっくりしました。
子どもだったので、読めない漢字がいっぱい出てくる字幕版よりも、吹替版の映画の方に親しんでいたので、吹替に携われるのがすごく楽しかったですね。

TJ

収録現場に初めて行った時の印象は?

坂本真綾

当時は今ほどデジタルで録音していたわけではないので、一言NGを出すと何ページも戻って録り直しをしなければならない、すごく緊張感のある仕事場でした。
大人に交じって、分からないながらも一生懸命やっていましたね。
ただ、周りの皆さんがとても優しくしてくださったので、初めての時からすごく楽しくやれました。

TJ

声優になって一番苦労したことは?

坂本真綾

苦労は日々感じます(笑)。
これだけ長年やっていても、むしろやればやるほど、楽しさ以上に難しさも知っていく感じです。
常に、難しいことに挑戦していると感じますね。
今回(「ロスト・ガール」のケンジー役)は結構ハイテンションな役なんですけど、こういう明るいにぎやかし系の役はそれほど多くなかったので、新鮮な反面難しいなと思いながらやっています。

TJ

声優として、またアーティストとして、色々な活動をされていますが、一番楽しいのは何をしている時ですか?

坂本真綾

全部好きでやっていることなので、どれも楽しいです。
あんまり分けては考えていませんね。

TJ

今後、吹替でやってみたい役者や作品はありますか?

坂本真綾

あまり具体的に「この女優さんの吹替をやってみたい」というのはないですね。
ただ、わりと「いい子」の役が多くて。
今回の「ロスト・ガール」のケンジーも、にぎやかですけど根はいい子の役ですし、根っから悪いヤツというのはあまりやったことがないので(笑)、悪役的な立場の役柄というのも興味があります。
基本的には正義の側、ヒロインの側の役をやることが多いのですが、昔一度、韓国ドラマでライバル的な立ち位置の、恋敵役の女の子をやったことがあります。
ドラマの中でしか言わないような、すごく意地悪なせりふが出てきたり、普段と全然違う擬似的な人生を楽しめたりするのは面白いですね。

TJ

声優をはじめとした現在の活動以外で、やってみたいお仕事はありますか?

坂本真綾

いや、特に(笑)。
いつもいろいろなことをやらせていただいているので、あまり思いつかないですね。

TJ

現在、何かはまっていることはありますか?

坂本真綾

料理ですね。
映画を見たり本を読んだりするのも好きなんですが、仕事とどこか関係があるので、あまり切替のリフレッシュにはならないんです。
料理は演劇とも音楽とも全く関係ない頭を使っている感じがあって、気分転換になります。
基本、和食が得意ですね。

TJ

今、収録中の「ロスト・ガール」はどんな作品ですか?

坂本真綾

「ロスト・ガール」はカナダのドラマなので、見慣れているアメリカの作品と違って、世界観が独自だと思います。
ファンタジーや狼男、ドラキュラものなどが流行っていますが、「ロスト・ガール」には世界中の妖怪とか妖精が幅広く出てきます。
いきなり第3話で河童が出てきたりしますし。
日本人から見ても、程よく、シリアスになりすぎない特撮ものとして楽しめる作品だと思います。

TJ

欲しい特殊能力はありますか?

坂本真綾

「ロスト・ガール」の中では、ボウが最強だな、無敵だなと思います。
人の心の中にすっと入り込める。
うらやましいですね。

TJ

坂本さんにとって、声優とは?

坂本真綾

今回みたいな外国作品の吹替には、幼い頃から親しんできて、自分の中でもホームというか、かけがえのない居場所になっています。
今はネットやDVDなど、色んなところで作品が見られる世の中になりましたが、最近、吹替版を制作することは実はとても大きな意味があると思っているんです。
もちろん字幕にもよさがありますが、各キャラクターがどこで何を言っているか、奥の方でしゃべっているせりふも全部拾えるのは吹替です。
映画好きドラマ好きの皆さんに、作品の良さを、日本人に分かりやすく伝えていくのはすごくやりがいのあるお仕事ですし、これからもずっと携わっていけたらいいなと思っています。

収録現場でも非常に真摯に取り組まれていて、抜群に安定感のある坂本さん。これからもぜひ、ソニー作品にたくさん出演いただきたいなと思っています。
では、次回もお楽しみに~!