ほのぼの制作日記

2015年12月3日

挫折から始まった声優への道

森川 智之

森川智之

どーも!TJです。
いよいよ今年も残りわずかですね。
みなさんは今年、何本の映画をご覧になりましたか?
ソニー・ピクチャーズは「007 スペクター」の劇場公開を控えており、さらに年末には「キングスマン」のBD/DVDを発売するので、まだまだ大忙しです。

さて、今回は森川智之さんにインタビューしてきました。
森川さんには、ソニー・ピクチャーズの作品にも何度もご登場いただいています。
甘いマスクのイケメン役をお願いすることが多いです。森川智之

森川 智之(もりかわ としゆき)
声優、ナレーター、歌手。声優事務所「アクセルワン」代表取締役。
森川智之さんの過去の出演作はこちら

TJ

どういうきっかけで声優になられたんですか?

森川智之

もともとは体育教師になりたくて、体育の学校に通っていたのですが、練習中に頸椎損傷(けいずいそんしょう)という大ケガをしてしまい、体育教師の夢を諦めなければならなくなりました。

そんなときに友人が「おまえは声が大きいし、おしゃべりだから、スポーツの世界で、声を活かした仕事をしたらどうだ」と、スポーツキャスターやアナウンサーの仕事を勧めてくれたんです。
専門学校の案内書を取り寄せてみると、アナウンサーより声優の方が楽しそうに感じたので、声優を目指すことになりました。

運動部で毎日大きな声を出していたので、発声練習が不要なくらい声がよく出ていたようで、入って半年でデビューさせてもらい、同時に養成所の講師にもなりました。

もとは挫折から始まったわけですが、今では声優は天職だと思っています。声優になったお陰でアニメの世界で体育教師にもなれましたし(笑)。
声優は何にでもなれる夢のある世界です。いろんな役を演じることができるのはとても楽しいですよ。

それに、トム・クルーズのようにずっと同じ方の吹き替えをやっていると、彼の役者人生を自分も辿ることができるので面白いです。常に新しいことにチャレンジし続けている姿勢がこちらにも伝わってきて、役作りの面でも、とてもためになります。次はどんな作品でどんな役にチャレンジするのかとワクワクします。

ちなみにトムには実際お会いしたことがあるのですが、オーラがすごくて、ザ・ハリウッド・スターといった感じでした。

TJ

森川さんの声を聞いていると、トムの顔がオーバーラップします(笑)
ところで、森川さんは養成所の運営もされているんですよね。

森川智之

はい、声優業界というのはまだ歴史が浅くて、およそ60年です。僕らの上の世代の先輩方が、頑張って礎を築いてくれたので、その灯を途絶えさせないためにも、次に繋がる若手を育成しなければと思い養成所を作りました。

声優は大変な仕事ですが、そこに憧れて飛び込んで来てくれる若者がいるというのは、とても嬉しいです。そんな彼らが、プロとして長く活躍していけるように全力でサポートしていきたいですね。

声優を目指す人は、本を沢山読んだ方がいいと思います。我々の目の前は、いつも台本しかありません。文字に慣れ親しむ習慣がないと声優にはなれません。台本をしっかりと読み取り、演じる人物を深く理解する力、読解力がとても必要なんです。

それがないと表面だけの薄っぺらな演技になってしまい、相手にされません。僕は学生時代、運動ばかりしていたのであまり本を読んでいませんでした、そのため、とても苦労しました。でも今では読書が趣味と言えるくらい、本が好きになっています。

TJ

確かに、活字を読み取る力は重要ですよね。
話は変わりますが、以前ラジオで犬が好きとおっしゃっていたのを聞いたことがあります。
いま飼いたい動物はありますか?

森川智之

犬を飼いたいですね。犬が大好きで、以前「アクセル」という名前のラブラドール・レトリーバーを飼っていました。僕の会社の「アクセルワン」という社名は、「アクセル」と犬の鳴き声であり、No.1、オンリーワンの意味を込めた名前なんです。もう一度飼うとしても、ラブラドール・レトリーバーがいいいですね。

TJ

お休みの日は何をされていますか?

森川智之

残念ながらお正月休み以外はありません。お正月はゆっくり映画を観て過ごします。
親の影響で小さい頃から吹き替えのドラマや映画を観ていたので映画鑑賞が好きです。
特に好きな作品は「ニュー・シネマ・パラダイス」かな。大人になるにつれ、だんだんと好きになってきた映画です。

TJ

森川さんと言えばアクション映画のイメージなので、ドラマ色の強い「ニュー・シネマ・パラダイス」がお好きなのが意外です。

森川智之

そうですか。確かに仕事ではアクションものの吹き替えが多い印象がありますが、コメディではアダム・サンドラーの吹き替えを多くやっています。自分ではコメディが一番素に近いかもしれませんよ。

森川さんの声は、きっとみなさんもどこかで一度は聞いたことがあるはず。
洋画やアニメなど、幅広く活躍されており、吹替の収録現場でも抜群の安定感で、「さすがプロだな」といつも感じさせられます。

今後も、声優さんのみならず、翻訳者さん、演出家さんなど、いろんな立場の人に声をかけてインタビューをしていきますので、どうぞお楽しみに!!じゃあね~。