ほのぼの制作日記

2015年6月19日

『ゴーストバスターズ』の収録は覚えていない?!

はじめまして!ソニー・ピクチャーズでディスク制作を担当しているTJです。 このブログでは、映画・海外ドラマのDVD/ブルーレイ発売までの流れや、声優さんのインタビューなど、制作にまつわるマニアックな情報を発信していきたいと思っております。題して「スタッフが吹替制作の裏側をこっそりお見せします!ほのぼの制作日記」第1回目は声優の石塚運昇さんにインタビューしてみました~。

石塚運昇(いしづか うんしょう)
声優、俳優、ナレーター。福井県出身。テレビ朝日版『ゴーストバスターズ2』でアングラー役の吹替を担当。趣味はゴルフ。

Q.運昇さんは、もともと舞台俳優だったとお聞きしましたが、アフレコを始められたきっかけは何ですか?

CMナレーションの依頼がきたのがきっかけです。マネージャーに「舞台をやっていたわけだし吹替もやってみては?」と言われ、それなら一度やってみようかとなりました。

Q.俳優の経験はアフレコする上で役に立ちますか?

それが初めての吹替収録ではまったく役に立ちませんでした。声を合わせるのが精いっぱいで芝居をするどころではなかったんです。でも、声を合わせられるようになってからは、舞台と同じように役を演じることを意識するようになりました。

Q.アニメと洋画吹替で違いはありますか?

洋画吹替の方が役を作りこむ難しさが多くありますね。アニメの役作りとは違いがあります。洋画の場合、役者の演技をみながら自分で芝居を作っていかなければなりません。
自問自答しながら役を作り上げていく作業はすごく大変ですが、その分やりがいがあり、楽しいです。

Q.アフレコを始められた当時と、今のアフレコで違いはありますか?

ドラマの場合、今みたいに事前に映像が届けられてチェックするわけではなく、一日で映像チェックから本番まで行っていました。すぐに役に入り込まないといけないのでなかなか大変です。映画の場合は本番前に映像チェックの日が設けられていましたが、今のようにディスクを持ち帰ってじっくり確認することはできませんでした。
今は事前に台本と映像が送られてきますので、しっかり準備をして本番に臨むことができます。ただ、役作りに関してはあまり作り込み過ぎず、収録現場でほかの役者さんの芝居をみながら合わせるようにしています。
あと違いと言えば、録音機材もデジタルではなく昔はテープでしたね。間違えるとテープを巻き戻して上書きしていました。今じゃ考えられませんが(笑)

Q.「ゴーストバスターズ」収録時の思い出エピソードがあればお願いします。

んー…、残念ながら全く覚えていません(笑)
吹替に出演したことさえ覚えていないくらいです。TV吹替の収録は非常に慌ただしく、シーンごとにテスト→本番の繰り返しなので、通しで映像を確認することすらままならないんです。しかも週に何本かのペースで収録がありますので、お恥ずかしながら昔の作品はわりと覚えていません…。

『ゴーストバスターズ2』の収録を覚えていないとは・・・!それだけ沢山の作品に携わっていらっしゃるということですね。非常に気さくで優しい石塚さん、お忙しい中インタビューに答えていただいてありがとうございました。
吹替の練習方法は声優さんによって違うようなので、これからいろんな方に聞いてみようと思います。声優さんだけでなく、翻訳者さんや、日本語吹替演出家の方など、制作に携わる様々な方に、色んな視点からインタビューしていく予定ですので、ここでしか見れないちょっとディープな内容をお楽しみいただけるかと思います。
今後とも期待していてください!アディオス